当院の院長は歯科医師になって以来、27年以上(※1)にわたって数多くの入れ歯治療を手掛けてまいりました。その間に製作した入れ歯数は、2,700床(※2)にも上ります。
よく噛める・痛みの少ない・外れない入れ歯を作るには、治療過程での「精密な型取り」や「噛み合わせの分析」が必要です。これらを適切に行う技術を習得するには、豊富な経験や高度な技術への研鑽が欠かせません。歯科医師なら誰でもできるわけではないのです。
私どもの医院は地域柄、ご高齢の患者さまが多いこともあり、院長は多くの入れ歯治療の経験を持っています。実際の診療の中で、患者さまが抱えているお悩みを解消する入れ歯製作の技術を習得してきました。
「入れ歯が痛い」「噛めない」「外れる」といったお悩みがありましたら、治療実績2,700症例以上、27年(※1)に上る豊富な経験を持つ歯科医師が担当する当院に、どうぞお任せください。
※1 2020年現在
※2 「床(しょう)」とは、入れ歯を数える単位。1床、2床…と数えます。
入れ歯や歯の詰め物・被せ物は、その専門家である歯科技工士が歯科技工所で製作します。歯科技工士や歯科技工所にはそれぞれ得意分野があり、入れ歯が得意な技工士・技工所もあれば、詰め物・被せ物に力を入れているところもあります。
つまり、技工士や技工所の技術力によって入れ歯の精度は大きく左右されるということであり、入れ歯製作が得意なところに依頼したほうが良いのは言うまでもありません。
そこで私どもでは、入れ歯製作が得意であり、なおかつ実績豊富な歯科技工所に製作を依頼。患者さまにご満足いただける、より高い品質の入れ歯をお作りしています。さらに製作する入れ歯の種類によって、依頼する技工所を変えることも。これらはすべて、入れ歯製作に対する当院のこだわりです。
依頼する歯科技工所とは、当院の開院以来20年以上(※1)にわたる付き合いがあり、しっかりとした信頼関係が築き上げられています。コミュニケーションを密に取って連携できますので、患者さま一人ひとりのお口に合った入れ歯をご提供できるのです。
歯科技工士は、歯科医師と並ぶもう一人の「入れ歯の専門家」です。私どもでは一流の腕を持つ歯科技工所と連携しておりますので、安心してお任せいただけることと思います。
入れ歯治療には、健康保険が適用できる「保険治療」と、適用できない「自費治療」があります。
保険治療の入れ歯が持つ最大のメリットは、費用が安い点です。
しかし保険治療には、国に治療方法や使用素材などに関する細かいルールが定められており、このルール以上の治療は行えません。そのため患者さまごとに細かい調整をしたり、工夫したりといった、手間や時間をかけたオーダーメイドの入れ歯製作は難しいのが事実です。
また保険治療の入れ歯には、歯ぐきと接する床(しょう)部分をプラスチック素材で作るという決まりがあります。しかしプラスチックを用いると、以下のようなさまざまな問題が生じてしまいます。
このように保険治療の入れ歯は、ある程度快適さや機能性、見た目を犠牲にした「最低限の治療」だと言えます。当院では保険治療でももちろん最善を尽くしますが、かけられる手間や時間、使用できる素材に制約があることで、どうしても自費治療の入れ歯に劣る部分があるのも否定できません。
「快適な入れ歯が欲しい」「よく噛める入れ歯にしたい」「食事を楽しめる入れ歯はできないか」「入れ歯だと他人に気づかれたくない」などのご要望がある方は、自費治療の入れ歯も一度ご検討ください。
自費治療の入れ歯なら、保険治療と違って豊富な素材の中から患者さまに合った適切なものを厳選できます。また床部分の素材に金属やシリコンを選べますので、厚みを薄くでき、食べ物の味・温度の感じやすさも向上。さらに、装着時の違和感も軽減できます。
自費治療は治療方法にも制限がありませんので、患者さまに合わせて工程を増やして丁寧に製作することが可能です。特別な材料を使用した精密な型取りや、噛み合わせの綿密な分析も行え、お食事やおしゃべりに困らない、外れにくい入れ歯をお作りできます。
具体的には、以下のような自費の入れ歯をご提供しています。
金属の留め金「クラスプ」を使用しない、見た目が自然な入れ歯。保険治療の部分入れ歯のように留め金を歯に引っ掛けることがなく、残っている歯への負担軽減が可能です。また保険の入れ歯に比べて安定性が良く、より噛みやすくなります。
なお一般的なノンメタルクラスプデンチャーは強度に欠けることもありますが、私どもでは見えない部分に金属を使用。補強したものをご提供しています。
料金 | 300,000円(税別) |
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治療のリスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯に負担がかかります。耐久性がやや劣るため、数年後に再作成が必要になる可能性があります。
残存する歯根やインプラント上に覆いかぶせて、それらを取り外し式の入れ歯の維持装置として応用する治療法です。
料金 | 300,000円(税別) ※別途インプラント治療費がかかります。 |
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治療のリスクや副作用:土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は個人差があります)。治療時に出血を伴う可能性があります。強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。インプラントを埋めるための外科手術が必要になります。残っている歯やインプラントが入れ歯の下にくるので、歯磨き、定期健診をきちんとしないと虫歯や歯周病のリスクが高まります。
入れ歯の、歯ぐきと接する「床(しょう)」部分に金属を使用した入れ歯。耐久性があることで薄く作れ、お口の中での違和感を軽減できます。
料金 | 250,000円(税別) |
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治療のリスクや副作用:破損した場合、修理に時間がかかる可能性があります。金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
生体用シリコンを使用した入れ歯。シリコンはやわらかく弾力性があり、歯ぐきへの負担を和らげられます。
料金 | 300,000円(税別) |
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治療のリスクや副作用:定期的に調整する必要があります。汚れが付きやすいため、1~2年を目安にシリコーン部分を交換する必要があります。最初は入れ歯の厚みに違和感を感じる可能性があります(強度を確保するために必要な厚みです。次第に慣れますのでご安心ください)。まれにシリコーン部分が剥がれる場合があります。あごの骨が痩せると合わなくなり、調整(修理)が必要になる可能性があります。修理に時間がかかります。
お口の状態を精密に再現した、リンゴを丸かじりできるといわれるほど噛みやすい入れ歯。保険のレジン(歯科用のプラスチック)製入れ歯より色調が自然なため本物の歯ぐきのように見え、他人に入れ歯だと気づかれにくいのがメリットです。
また水を吸ったり色素がしみ込んだりすることもほとんどなく、長期的にキレイな見た目を維持しやすいのもポイント。さらに変形が少なく、長期間の使用でお口に合わなくなることもほぼありません。
料金 | 250,000円(税別) |
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治療のリスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。
当院では自費の治療を無理におすすめするようなことはありませんので、ご安心いただければと思います。
使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
お口の中を検査します。
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯をつくるための「型取り」を行います。
型取りしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯をつくります。
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | 〇 | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:00~12:00
午後:14:00~19:00
△:13:00~16:00
休診日:木曜・日曜・祝日
※祝日がある週の木曜は診療しております。